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[rec.radio.shortwave]
Grayland, WA DXpedition MW Loggings; Antenna Comments & Recordings 8/25-26
Guy Atkins 8/30
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先週末、私はWAのGraylandでDXing仲間ジョン・ブライアントに合流しました。 そのDXペディションはなんと言ってもあるアンテナをテストすることを主題としながらも、それはそれとして8月後半にしては大変DX的に成果がありました。

彼流の事前準備で、ジョンは700フットのビバレージとWellbrookのフェイズドアレイをペディ会場にどう配置すべきかを、図面に落としてました。それは例年と異なり、とても面倒で、印象的なはずではありましたが、私はDXペディの間、この奇妙なワイヤーの数々を人から尋ねられても、思い出せないほどでした。ビバレージ1本とWellbrookのアレイは東洋、北東向け(約315度)、そしてもう1本のビバレージとアレイは西向け(270度)を狙いました。(フェイズドアレイを構成するデルタ型のALA100)ループアンテナ2本の中心から中心までの間隔は40mで、それぞれのアンテナの周囲長は60ft(18m)、1辺あたり20ft(6m)、地面より3ft(90cm)のところに水平に張りました。

ループアレイのヌルは安定していたのが印象的で、MWバンドの上と下とで、最良のヌルになるように時々再調整してやる必要があった程度でした。ジョンと私は昼間のグランドウェーブでポートランドの中波局を使ってテストをしました。これは北西向けのアレイのバックサイドに位置し、ヌルは38-45dB取れることを確認しました(ジョンのG313eのSメータで正確なdBmで測定)。そこから20-30度外れた局はおおむね、フェイザーの"reversal"スイッチを反転させた時に18-25dBダウンでした。

これらのフェイズドアレイは、私がビバレージアンテナでMW DXingをした18年間で出会った中では比較的小型のアンテナで、あらゆるDX状況、受信状態は700フットのビバレージに相当し、時には、スプラッター除去にも寄与してくれました。私はこの9月にももっと長いビバレージと比較することを楽しみにしています。

このDXペディで私はEtonのE1を、そして時々ジョンのE1も借りてパラで使いました。私のSDR-1000は現在ガレージのワークベンチで、改造のために置いてあります。

私はWellbrookのフェイズドアレイの性能を示すために、次の二つのMP3ファイルを録音しました。どちらのファィルも最初の10秒間はE1とWellbrookのフェイズドアレイで、続く10秒間はビバレージ、最後の10秒はWellbrookです。

963 kHz: China Radio Intl. with their Russian language service

891 kHz 4TAB Innisfail, Australia with sports talk

次のファイルはWellbrookのアレイのヌルの能力を示します。最初の10秒は963kHz CRI Russianでビームスイッチは北西、次の10秒がヌル反転、最後の10秒で再び元の指向性に戻しました。

http://www.guyatkins.com/files/8.26.07_CRI_963_nulled_Well_array.mp3

このWellbrookのアンテナに関する情報は、次のサイトにあります。
http://www.wellbrook.uk.com/phasedarray.html


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Grayland DXpedition は2007年8月23-26日に行われて、その様子は下記のサイトに報告されました。

[DXing.info]DXpedition to Grayland WA in August 2007
[HCDX] Grayland DXpedition Loggings & Comments
Grayland, WA DXpedition MW Loggings; Antenna Comments & Recordings 8/25-26

このうち、HCDXへはGuy Atkinsの署名で投稿されているものの、このWellbrookのフェイズドアレイに関しては不思議なことに、一言も書かれていませんので、残りの2本の寄稿を紹介したいと思います。

[DXing.info]DXpedition to Grayland WA in August 2007
Grayland DXpedition 2007.08
August 23-26, 2007
Loggings by John Bryant
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Antennas: Phased Active Delta Arrays, E-W and NW-SE
West Beverage 700 feet; NW Beverage 800 feet
Receiver: WinRadio 313e

2007年のGraylandへの私の最初のDXペディは、Wellbrook社にて開発中であるフェイズドアレイ・アンテナのためのテスト・セッションであることを主目的として計画されました。私は木曜日から日曜日の朝まで、だいたい1000UTCから、バンドがフェイドアウトする1400UTC頃までをワッチしました。Guy Atkinsは土曜日と日曜日の午前中まで、2番目のフェイズドアレイアンテナを使って参加しました。

4日間の早朝はそれぞれ特徴的でした。最初の3日間は平均よりはむしろ良いコンディションで、4日目の午前中は悪かったです。8/23(木)AMは日の出前に、ほぼ同数のオーストラリアと日本の局が混じって聞こえてきました、これはとても注目すべきことでした。夜明け後に、約40分も全オーストラリアがオープンしていた大変なコンディションでした。

2日目の、8/24(金)の朝は同じく日豪ごちゃ混ぜで聞こえましたが、コンデイションは東アジア寄りで、特にフィリピンとその上に日本がよく入っていました。土曜日、8/25の朝はダイヤルはどこに回してもオーストラリアばかり、たまにニュージーランドでした。東アジア局は全然聞こえませんでした。最終日、8/26(日)の朝は、全体的にパッとしませんでした。しかし、それでも東アジア局よりも多くオーストラリアが聞かれました。

私たちの行った2組のフェイズドアレイのテストは非情に満足できるものでした。私の過去18年間に及ぶグレイランドDXペディの中で、私たちは昔からのグレイランド仕様のショート・ビバレージより優れているものにしようと、多くのアンテナを海岸のほうに向けました。今週末まで、私たちが試したすべてのアンテナはビバレージと注意深く比較すると失望する結果となりました、特に海岸の砂の上ではそう思いました。私たちのテストの結果は勿論機密ですが、私は、私とGuyがショート・ビバレージと比較すると、このかなり小さなフェイズドアレイのパフォーマンスに感動したと言うことができます。私たちはグレイランドでビバレージを張るたびに、藪をかき分けなくてもよくなる日を待っています。
Guy AtkinsがWellbrookのトライアルで、ペディで使っていることを知った、トピ主のSteveはGuyに質問します。そしてGuyからも返事がありました。

8/15 Steve
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フェイジングユニットそれ自体に関する何かコメントは?
MFJやTimewaveから販売中のユニットと比較可能ですか?
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8/17 Guy Atkins
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Steve,
私はMFJのフェイザーとJPSのノイズキャンセラー/フェイザーは使ったことがありますが、Timewaveのユニットは使ったことがありません。(編注:TimewaveはJPSと同じです)
Wellbrookのフェイジングボックスは、私が使ったことがあるこれらフェイザーに較べて、Nullを見つけるのが、明確で簡単でした。
私のほとんどの体験はビバレージアンテナでのものだったわけですが、このWellbrookのアレイのパフォーマンスは、かなりスゴイ!
このユニットはスイッチ一つで指向性を反転できる、これは物理的なスペースの中に、もう一組のアンテナを持つに等しい離れ業です。
私は、同じWellbrookのフェイズドアレイを持つ友人と行く、DXペディションから帰った後、一週間くらいで、そのパフォーマンスをもっと理解できると思います。私たちは、いくつかのループアンテナやビバレージとテスト、比較するつもりです。
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その後は、ペディ記の方に使用感がアップされたために、こちらのスレは2,3のやりとりがありましたが、尻切れとなりました。
そんなやり取りの中に入ってきたのが、Grayland DXpeditionで名を馳せたGuy Atkinsで、下賎な表現ですが、今回のWellbrookのプロジェクトの良い広告塔になったDXerです。

8/15 Guy Atkins
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私はここ数ヶ月のDXペディションで、(Wellbrookの)テスト機でDXingをしてきました。
ユニットも、ループエレメントのALA100用バージョンはもちろんのこと、バーチカルアレイ用にもAVA100を提供されました。
全体として、ループアンテナ(ALA100)システムは(アンテナ単体よりも)良好に動作し、より深いNullが得られました。
NullのセッティングはMWのバンド全体で安定していました、これは大きなアドバンテージ(利点)です。
私は、WA(ワシントン州)の海岸で、今月(8月)の終わりに再び、いくつかのループアンテナの組み合わせや、BOG(Beverage on ground)との比較を含めて、このアンテナで実験してみるつもりです。
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この予告のDXペディの成果は、Grayland DXpedition 2007.08と題して、DXing.infoに掲載されています。
そんなやり取りの中に入ってきたのが、Grayland DXpeditionで名を馳せたGuy Atkinsで、下賎な表現ですが、今回のWellbrookのプロジェクトの良い広告塔になったDXerです。

8/15 Guy Atkins
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私はここ数ヶ月のDXペディションで、(Wellbrookの)テスト機でDXingをしてきました。
ユニットも、ループエレメントのALA100用バージョンはもちろんのこと、バーチカルアレイ用にもAVA100を提供されました。
全体として、ループアンテナ(ALA100)システムは(アンテナ単体よりも)良好に動作し、より深いNullが得られました。
NullのセッティングはMWのバンド全体で安定していました、これは大きなアドバンテージ(利点)です。
私は、WA(ワシントン州)の海岸で、今月(8月)の終わりに再び、いくつかのループアンテナの組み合わせや、BOV(Beverage on ground)との比較を含めて、このアンテナで実験してみるつもりです。
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この時のDXペディの成果は、Grayland DXpedition 2007.08と題して、DXing.infoに掲載されています。もっとも、受信設備は下記の通りで、Wellbrookとは書かれていませんが・・・

Antennas: Phased Active Delta Arrays, E-W and NW-SE
West Beverage 700 feet; NW Beverage 800 feet
Receiver: WinRadio 313e
8/14にSteveが、Wellbrook社のプレ・リリースを丸ごとコピーして、ニュースグループにアップしたところ、他の読者からレスが付きました。
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8/14 Ron Hardin
私は、8本構成のフェイズドアレイに、2本のALA1530を、6本のDymekのアクティブ型のホイップアンテナとともに使っています。
その2本のループアンテナで位相調整しているのですが、残念なことに、良好なNullを得ることができません。
その理由は、(2本のALA1530への)目的外の信号の到来角度のほんの僅かな偏差が、信号の位相を反転させるためで、それゆえ、深いNullを得ることは完全にはできませんでした。
(後略)
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つまり、Wellbrookがどういう方式を採るのか知らんけど、そんな簡単なものじゃないぞと、言いたいのかも・・・

それに対して、Steveは「私のALA330Sは、PA0RDTのミニホイップと一緒に使っているけど、ホイップはノイズアンテナとして良いよ」と、さらっと返していました。

下で書いた内容は、引用したニュースグループ(rec.radio.shortwave)で、8/14に投稿者:Steveによってアップされた全文訳です。しかしこれではわからないと言う方もいらっしゃることでしょう。一番わかりづらいのが "Phased Array" と言う言葉だと思います。

フェイズドアレイは元々はアンテナ工学での用語で、近年では軍用レーダーの方式として報道されることもありますので、Wikipediaでもフェイズドアレイレーダーとして一項目を設けています。

フェイズドアレイは、非常にベーシックなスタイルで説明しますと、英字のHの文字を想像して下さい。Hの縦棒が真上から2本のALA100を見下ろしたときの地面への投影で、Hの横棒が両アンテナの連結ケーブルであり、かつアンテナ間隔40mに相当します。このように複数のアンテナを同一面に並べて、位相を調整することで、等価的にアンテナを回転したことにするシステムをフェイズドアレイと呼びます。

もう一つ。
Nullという言葉。あえて英字表記にしましたが、発音はナル。独語では同じ綴りで?、ヌルでしたっけ、日本語では古い教科書には消音点と書かれています。ループアンテナのサイド方向で、信号が消失するポイントのことです。用法の例えとしては、「混信局をループのサイドに入れる」という意味で「ヌルに入れる」とか、サイドが切れるという意味で「ヌルが深い」とか言います。
今年の夏ごろ、海外のニュースグループ(rec.radio.shortwave)で、Wellbrook社のウェブサイトに、Phased Arrayのプレ・リリースが出ているぞと話題になりました。
どんな内容が公開されていたか、拙訳ですが・・・

Wellbrook社のフェイズドアレイは最適な中波受信のために設計された全く新しい受信アンテナです。このアンテナシステムは、360度の電子的なNull調整と共に、ビバレージに似た単一指向性のある受信ビームパターンを実現する広帯域のフェイズドアレイです。設計は、WellbrookのオーナーにしてチーフエンジニアのAndrew H.Ikinによる数年の研究の成果です。この新しいアレイのテストは、アクティブな垂直アンテナ、アクティブなループアンテナを使って、経験を積んだMW Dxersによって米国で行なわれました。

これらのテストは次のことを実証しました。フェイズドアレイは大きな口径、三角形のループアンテナの特長を有したALA100(世界でベストなアクティブアンテナの1つ)から作られました。フェイズドアレイは、同一の配列でアクティブ型の垂直アンテナを使用したシステムより、はるかに低い雑音および改善されたサイドの切れを実現しました。この発見は、市街地に住んでいるDXersにとって特に重要でした。さらに、相対的なリスニングテストでは、フェイズドアレイが深いNullの追加利点と共に、1000-1500ftのビバレージアンテナと同程度の感度で指向性のあったことを示しました!

フェイズドアレイデザイン:
フェイズドアレイは、ユーザがアレイアンテナのバックに50dB以上のNullを調整することが可能で、1波長のビバレージアンテナに似ている反転可能な単一指向性のある受信ビームパターンを実現します。

フェイズドアレイは、コントロールユニットおよび2つのALA100ループアンテナから構成されます。ループアンテナ(ALA100)はそれぞれ1本のポールでサポートされた三角形型です。フェイズトアレイは360度をカバーするために、4つのALA100ループアンテナを使用するために拡張することができます。

コントロールユニットは、「アンチフェイジング・ディレイライン」として知られている技術を使用して、2本のアンテナの出力を組み合わせます、つまりアンテナはアンチフェイジングディレイラインに、アンテナの間隔の50%~100%と等しいバリアブルディレイラインを加えて組み合わせられます。この調整する技術は、コントロールに小さな調節だけで非常に広い帯域幅の単一指向性のある受信ビームパターンを実現します。

これは、小さな周波数変更でさえ一定の調節を要求する大部分の他のフェイザーやノイズキャンセラーシステムより相当に優れています。

フェイズドアレイの特徴

・ビバレージアンテナに似た単一指向性の受信ビームパターン
・組み立てが簡単(コントロールケーブルはない)
・高いF/B比および深いサイドの切れ
・50dB以上のNullポイント調整
・ハイダイナミックレンジアンプ(IOP3+42dBm,IOP2+75dBm)
・非常に低い雑音ALA100ループアンテナ
・アクティブタイプのホイップアンテナアレイより低い雑音
・4つのループで360°をフルカバー
・電源は12ボルトDC、DXペディに好適
・40mのアンテナ間隔を単に要するのみ(^^;
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